理系弁護士、特許×ビール×宇宙×刑事

理系弁護士・弁理士。特許、知財、宇宙、ビール、刑事事件がテーマです。

特許戦略

数値限定発明・パラメータ発明(その3)

はじめに 数値限定発明・パラメータ発明についての3回目の記事です。 前2回は、以下の記事です。 masakazu-kobayashi.hatenablog.com masakazu-kobayashi.hatenablog.com 数値限定発明の特徴 数値限定発明の特徴 数値限定発明って、数値範囲をたとえば、 …

数値限定発明・パラメータ発明(その2)

はじめに 前回から、数値限定発明・パラメータ発明についての連載記事を始めてみました。 前回の記事は下記のとおりです。 masakazu-kobayashi.hatenablog.com 前回は導入のような感じで終わりましたが、今回からは、本格的に、数値限定発明等についての説明…

数値限定発明・パラメータ発明(その1)

はじめに ブログを再開しましたが、知財関係の記事としては、数値限定発明・パラメータ発明について、連載記事を始めてみたいと思います。 数値限定発明・パラメータ発明について これまでは、「進歩性」という、おどろおどろしいテーマで記事を書いていまし…

特許入門23-紛争時対応(被疑侵害者側)

はじめに 今回は、特許入門のタイトルで、被疑侵害者側(被告側)の紛争時対応についてご説明したいと思います。 内容は、おもいっきり特許実務なので、特許実務のタイトルに含めるべきかとも思いました。 しかし、以下の内容はというと、特許分野にいる方に…

特許実務-企業と大学との共同研究契約(その2)

はじめに 前回は、企業と大学との共同研究契約について、重要なポイントをご説明しました。 masakazu-kobayashi.hatenablog.com 少し、書き足りなかったので、補足したいと思います。 研究成果の公表 大学にとっては研究成果を公表することは実績であり、い…

特許実務-企業と大学との共同研究契約

はじめに 今回は、企業と大学との共同研究契約において、よく問題となる点について、記事にしたいと思います。 特許権等の帰属 共同研究の過程において、発明等が創作された場合、特許を受ける権利等は、理論的には、①企業の単独、②大学の単独、あるいは、③…

特許実務-他社特許対応

はじめに 今回は、私の外部セミナーでよく扱う他社特許対応について説明したいと思います。 厳密には、特許という用語は、審査官等がする行政処分なので、他社特許権対応か他社特許発明対応でしょうか。 昔の下記記事を見たら、特許、特許権、特許発明の用語…

特許入門8(鉛筆特許のクレームの検討2)

前回の「平坦面を有する」クレーム検討について 前回は、 「表面に平坦面を有することを特徴とする筆記用具。」 というクレームについて、 (1)形状の特定としての「平坦面」に、「転がり止めのための」という機能的な形容句をつけてみたり、あるいは、 (…

特許入門7(鉛筆特許のクレームの検討1)

クレームの構築(前回) 前回、下記の記事では、六角形断面の鉛筆の仮想事例について、クレームの構築を試みました。 masakazu-kobayashi.hatenablog.com <仮想事例> 従来、世の中には、円形断面の鉛筆しかなかった。 しかし、机から転がり落ちるという不…

特許入門5(強い特許とは?-第4回最終回)

強い特許→立証が容易な特許 はじめに これまで3回にわたってご説明してきました「強い特許とは?」の第4回目(最終回)です。 「強い特許」とは、 (1)広い特許であること (2)つぶれない特許であること (3)回避困難な特許であること (4)立証が…

特許入門4(強い特許とは?-第3回)

強い特許→回避困難な特許 「強い特許」とは? 前2回にわたってご説明してきました「強い特許とは?」の第3回目です。 「強い特許」とは、 (1)広い特許であること (2)つぶれない特許であること (3)回避困難な特許であること (4)立証が容易な特…