理系弁護士、特許×ビール×宇宙×刑事

理系弁護士・弁理士。特許、知財、宇宙、ビール、刑事事件がテーマです。

自己紹介(理系弁護士)

 

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ザルツブルグのカフェ・モーツアルトにて

 

 東京で弁護士・弁理士をしている小林正和です。

 

 人生半ばに入り、2020年のコロナ危機も経験し、いろいろと思うところもあって、ブログを始めることにしました。

 ブログを書く目的は、自分がこれまでどう生きてきて、これからどう生きていくのかを記録しておくこと。私も、(コロナに限らず、いろんな事情で)突然死んでしまうかもしれませんので、自分の記録を残しておきたいと思いました。

 

 ですので、内容としては、あまり人の役に立つ記事はないかもしれません。

 

 しかし、私のような仕事にご興味があったり、特許知財)関係の仕事をされていたり、ビール宇宙が異常に好きだったり、不運にも刑事事件に関与することになった方(加害者、被害者、関係者)にとっては、もしかしたら、何かお役に立つこともあるかもしれません。

 

 どうぞよろしくお願いします。

 

 以下、簡単な自己紹介。

 

 <趣味>

 タイトルのとおりですが、一番はビールです。どちらかというと、おとなしく飲むのが好きです。

 宇宙も好きですが、主には、スタートレックStarTrek)です。

 特許も、長年やっているので、仕事ですが、まぁまぁ好きです。

 刑事事件は、実は、結構好きです。帰国後は、諸事情で受任件数を減らしています。

 

 <職歴・経歴>

 ・東京大学 工学部 航空宇宙工学科 卒業

 ・東京大学大学院 新領域創成科学研究科 先端エネルギー工学専攻 修了 

 ・特許庁審査官を7年半。その間、夜間の筑波ロースクール修了。弁理士試験合格。

 ・司法試験合格後、退職し、司法修習を経て、2009年から弁護士。その後、弁理士も登録。

 ・2年間ドイツ・ミュンヘンに留学。マックスプランク研究所付設のLL.M.を修了し、その後、ミュンヘンにある法律事務所・特許事務所で研修して、帰国。

 ・2019年からは、母校の筑波ロースクールで、知財法演習の非常勤講師も担当。

 

 <主な仕事>

 自分のバックグラウンドや興味やご紹介の関係で、以下の4種類の仕事が多いです。

 

 ・知財事件(特に、特許紛争)やその他の技術が関連する紛争・契約等

 ・学校・企業の不祥事、コンプライアンス、ハラスメント事案の三者委員

 ・知財(特に)特許関係の講義やセミナーの講師

 ・刑事事件 ※既に10年で200件くらいやりましたが、現在は諸事情により件数を減らしました。

 

 ごく普通の企業法務や民事事件(家事含む)も結構扱っています。

 

 詳細は、http://www.nakapat.gr.jp/ja/professionals/masakazu-kobayashimr/

 

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特許実務-間接侵害と特許クリアランス(その3)

 

 はじめに

 

  下記2つの記事で、前2回にわたって、間接侵害の特許クリアランスについて説明しました。

 

masakazu-kobayashi.hatenablog.com

masakazu-kobayashi.hatenablog.com

 

  今回は、これに関連して、物ないし方法の発明の一部を実施したに過ぎない場合でも、なお、直接侵害と評価され得る場合、言い換えれば、複数主体による合わせ技の実施の場合でも、なお、ある主体が直接侵害と評価され得る場合について、過去の裁判例などを見てみたいと思います。

 

道具理論

 

 電着画像事件という昔の事件がありまして、方法の発明に関する事件です。

 

 特許発明の構成のうち、最終工程(被告製品の時計文字盤等への貼付)を被告自ら実施せず、被告製品の購入者において実施している場合、当該工程を含んだ全体の工程を、被告の行為と同視して、本件特許権の侵害と評価することができるか、という問題について、

 

 「被告製品には,他の用途は考えられず,これを購入した文字盤製造業者において上記の方法により使用されることが,被告製品の製造時点から,当然のこととして予定されているということができる。したがって,被告製品の製造過程においては,構成要件⑥に該当する工程が存在せず、被告製品の時計文字盤等への貼付という構成要件⑥に該当する工程については,被告が自らこれを実施していないが,被告は,この工程を,被告製品の購入者である文字盤製造業者を道具として実施しているものということができる。したがって,被告製造の時計文字盤等への貼付を含めた,本件各特許発明の全構成要件に該当する全工程が被告自身により実施されている場合と同視して,本件特許権の侵害と評価すべきものである。」

 

 タイトルのとおり、道具理論と言ったりしますが、他人を「道具として」という点は措くとして、要するに、前工程までで生産された被告製品について、(最終工程を経てないという)他の用途が考えられない以上、被告としても、その他者による最終工程の実施は当然に予測されたものであり、要するに、後に購入者が当然にその最終工程を実施するに決まっているような場合ということになります。

 

 ほとんどの工程の実施をしており、あとは放っておいても(残りの工程は別の物が実施して)全部実施となってしまうというような場合です。

 あくまでも、一事件に過ぎず、確立された理論というわけでもありませんが、間接侵害のクリアランスとともに見ておくべき事案です。

 

 ここでは、

 ① 自社がある方法の発明のほとんどの工程を実施しているという意味で、発明に占める重要度の把握が必要となり、また、

 ② 製造した製品(未完成品)が、その流通の下流にいる他社の残りの工程の実施によって、全体の方法が完成してしまう場合がないかを把握するという意味で、その後の流通の把握が重要となってきます。

 

支配管理論

 

 メガネレンズ供給システム事件というのがありまして、システムに関する発明(物の発明)で、製造者・発注者という複数主体が実施する前提の発明の書き方となっていた発明について、

 

「争点・・・複数主体の関与・・・本件発明は,『眼鏡レンズの供給システム』であって,発注する者である『発注側』とこれに対向する加工する者である『製造者』という2つの『主体』を前提とし,各主体がそれぞれ所定の行為をしたり,システムの一部を保有又は所有する物(システム)の発明を,主として『製造側』の観点から規定する発明である。そして,『発注側』は,『製造側』とは別な主体であり,『製造側』の履行補助者的立場にもない・・・。・・・この場合の特許請求の範囲の記載や発明の詳細な説明の記載は,2つ以上の主体の関与を前提に,実体に即して記載することで足りると考えられる。この場合の構成要件の充足の点は,2つ以上の主体の関与を前提に,行為者として予定されている者が特許請求の範囲に記載された各行為を行ったか,各システムの一部を保有又は所有しているかを判断すれば足り,実際に行為を行った者の一部が『製造者』の履行補助者ではないことは,構成要件の充足の問題においては,問題とならない。・・・これに対し,特許権侵害を理由に,だれに対して差止め及び損害賠償を求めることができるか,すなわち発明の実施行為・・・を行っている者がはだれかは,構成要件の充足の問題とは異なり,当該システムを支配管理している者はだれかを判断して決定されるべきである。

・・・以上を前提に検討すると,被告が被告システムを支配管理していることは明らかであり,・・・」

 

 タイトルのとおり、あるシステム(たとえば、サーバー・クライアント型システムなど)において、

 

 ① 複数主体(たとえば、サーバーの運営主体とユーザー)がそれぞれ実施している構成要件を合わせて全体としてクレームを充足するかを判断し(=合わせ技一本でOK)、

 ② その次のステップで、誰が支配管理者か、すなわち、実施主体(責任主体)かを

規範的に判断するという考え方です。

 

 この支配管理論も、(著作権法分野のカラオケ法理とは異なり、)特許法の分野では確立された理論というわけではありません。

 

 もっとも、間接侵害の特許クリアランスと同様、システムの一部しか実施していなくても、支配管理していると評価される場合(まぁ、システムの運営主体としてシステムのほとんどの処理をしている場合でしょうか。一方で、ユーザーは、入出力程度。)には、直接侵害と評価される場合があるので注意が必要です。

 

 先にご紹介した前々回の記事(その1)で、物の発明における間接侵害の特許クリアランスについては、①(発明の課題との関係で)発明に占める部品等の重要度の把握が大切だとご説明しましたが、それと同様に、システムにおける自社の実施部分の重要度の把握が重要となり、また、②複数主体という意味では、システムの運営主体と端末の操作主体(ユーザー)との関係性も重要となってきますが、ここでいう関係性というのは、後述する共同侵害の場合とは異なり、発明の内容から把握できる関係性ということになります。

 

共同直接侵害

 

 複数主体が特許権侵害に関与した場合に、それぞれに直接侵害を問える場合があるか、という共同直接侵害の問題です。確立した判例はありません。

 

 先に見た道具理論の電着画像事件も、支配管理論の眼鏡レンズ供給システム事件も、ある意味では、複数主体に序列があるという意味で、やや特殊な事例です。

 

 しかし、より一般的に、複数主体が、(相手を道具だとか、支配管理するとかではなく)対等に一部の発明の実施をした場合です。

 

 ある発明(構成要件A~D)について、主体Xが構成要件A、Bを実施し、主体Yが構成要件C、Dを実施する場合です。

 

 共同直接侵害については、主観的共同の要件(共同遂行の意思)が必要か否かについて争いがあります。しかし、それぞれが一部の実施を独立して実施した場合に、それぞれ差止されるというのは酷な(≒予測可能性がない)ので、やはり、共同遂行の意思は必要と考える方が妥当な気がします。

 

 もっとも、刑法の共同正犯や(独禁法でも問題となる)談合の場合と一緒で、共同遂行の意思は、「いっしょに侵害やろうぜ!」「うん!」という、明示的な書面や発言は普通、証拠として存在しません(していたら、ちょっとおバカですよね)。

 なので、客観的状況(これらの周辺事情からすれば、お前らグルでやっただろう)から、共同遂行の意思を推認して、共同直接侵害と評価される、ということになります。

 

 この場合は、共同遂行の意思を推認させる客観的事実、すなわち、複数主体間の関係性に注意する必要があります。

 

 特許クリアランスとしては、ある発明の一部実施の場合に、他社との関係性(なお、ここでいう関係性は、先のシステム特許のように、発明の内容自体から把握できるものではなく、外部的な関係性です。)に注意する必要があります。

 たとえば、グループ会社間とか、下請けの利用の場合などには注意が必要です。

 

最後に

 

 今回は、間接侵害と関連して、複数主体が特許権侵害に関与する場合として、道具理論、支配管理論、共同直接侵害について説明しました。

 

 特許クリアランスとの関係では、道具理論の方法の発明の事例からは、①発明に占める重要度の把握、及び、②自社の製品のその後の流通の把握、つまり、下流の主体との関係性が重要ということがわかりました。

 

 また、支配管理論のシステム特許の事例からは、間接侵害の物の発明の説明(記事その1)で述べたのと同様、①発明に占める部品等の重要度の把握が重要で、これは別の捉え方をすると、サーバー(ないしその運営主体)と、クライアント端末(ないしユーザー)との発明の内容における関係性の把握が重要だということになります。

 

 更に、共同直接侵害の事例では、複数主体間の関係性が重要となります。

 

 以上を見ると、①発明に占める重要性の把握、及び、②他社との関係性の把握(その後の流通の把握を含む。)が、共通したキーポイントのようですね。

 

 ①は知財部(特許部)マターですが、②は流通・他社との関係性ですので、事業部等も含めて会社全体として把握すべき事項ということになりそうです。

 

 ①間接侵害の成立の不明確さに加え、②知財部(特許部)を超えて、製品の流通や他社との関係を把握しておかなければならないという意味においても、間接侵害等のクリアランスは大変難しいことがわかりますね。

 

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ビール紀行(ベルギー・ルーヴェン)

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ルーヴェン市庁舎と聖ペテロ協会

 

はじめに

 

 今回のビール紀行は、ベルギールーヴェンルーベン、ルーバン)です。

 前回のビール紀行は、ベルギーのブリュッセルでしたが、 ルーヴェンは、ブリュッセルから電車でたったの30分弱で行けます。

 

masakazu-kobayashi.hatenablog.com

 

 ルーヴェンは、有名なステラ・アルトア(Stella Artois)醸造のある都市です。

 ステラ・アルトアは、下の記事でも紹介しましたが、ここでも飲めます。

 

masakazu-kobayashi.hatenablog.com

 

ルーヴェンの散策

 

 ルーヴェンの駅から中心広場まで歩いて向かいます。

 まず、写真のように、非常に整備された綺麗な街に驚きました。

 

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ルーヴェンの街並み

 

 街並みも、古さと新しさが融合して、非常に心地の良い空間になっています。

 ブリュッセルのようにごちゃごちゃもしてません。

 私が行ったヨーロッパの都市の中でも随一のすばらしさです。

 

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ルーヴェンの街並み

 

 下の写真は、中心広場にあるルーヴェン市庁舎です。

 ブリュッセルのものよりも、断然美しいと思いました。

 

 街中では、市場が開かれたりしており、イメージする最も理想的なヨーロッパの都市です。ブリュッセルに行かれる際は、是非、訪問されることをお勧めします。

 

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ルーヴェンの市庁舎

 

 途中で少し天気が悪くなってしまいましたが、下の写真のルーヴェンカトリック大学の図書館も素敵でした。

 写真の右上には、なぜか、大きな昆虫が刺さっています。

 

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ルーヴェンカトリック大学の図書館

 

 渡航前には、この都市のことを知りませんでしたが、次留学するなら(もはや絶対無理ですが)、ダブリン大学か、このルーヴェンカトリック大学ですね。

 

ルーヴェンのビール

 

 ルーヴェンに来た目的は、美しい市庁舎を見ることと、もう一つ、個人経営のドムス醸造があり、その醸造所が経営するビアレストランがあるので、是非行ってみたかったからです。

 

domusleuven.be

 

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ドムスのビール

 

 上の写真のお試しセットを注文しました。 

 

   ちなみに、琥珀色の真ん中のビールは、ノストラ・ドムス(Nostra Domus)という名前です。ノストラ・ダムスとかけているのでしょうか。

 右のビールか左のビールか忘れましたが、コン・ドムス(Con Domus)という無濾過のラガービールです。

 もう一つ(残り)のビールは、季節のビールだそうですが、何だったか覚えていません・・・。

 ドイツ、チェコに負けず、美味しいかったです。

 

最後に

 

 ルクセンブルクブリュッセルルーヴェンと電車で移動したビール紀行は終わりました。

 次は、どこのビール紀行にしましょうか。

 

 

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刑事事件-嬉しいこと、嫌なこと(その2)

はじめに

 

 以前に、刑事事件をやっていて、嬉しいことと嫌なことについて、下記の記事を書きました。

 今回は、そのパート2です。食べ物編です。

 

masakazu-kobayashi.hatenablog.com

  

国選事件で嫌なこと

 

 国選事件の担当は、所定の待機日に電話がかかってきて、事件が配転されます。

 

 電話では、①被疑者名、②生年月日、③外国人の場合は国籍、④罪名、⑤勾留日、⑥勾留場所などを教えてもらい、後にFAXで(詳しい被疑事実が分かる)勾留状の写しで頂きます。

 

 原則として、国選の場合、どんな事件であっても、断ることはできないはずですが、何か言い訳を付けて断る先生はいるそうです。特に、外国人の事件などは、拒否されることが多いそうです。

 

 私は、もちろん、拒否したことはありません。

 

 しかし、国選事件は選べない以上、正直、「嫌だなぁ~」と思う事件があります。さて、どのような事件でしょうか?

 

 外国人が被疑者の事件ではありません。(事件を通じてではありますが、)むしろ、他の国の方とコミュニケーションがとれるので、好きなくらいです。事件が終了した後も、仲良くしている外国人の元被告人がいるくらいです。

  外国人被疑者・被告人との英語でのコミュニケーションについて、以前2回記事にしました。

 

masakazu-kobayashi.hatenablog.com

masakazu-kobayashi.hatenablog.com

 

 

 実は、一番「嫌だなぁ~」と思うのは、事務所から遠い警察署の事件です。面倒ですものね。しかも、最寄駅から遠い警察署だとなおさら嫌ですね。

 私の事務所は、有楽町にありますので、そこから遠い警察署だと、あちゃーと思います。

 たとえば、最寄駅からも遠い亀有警察署、荻窪警察署、成城警察署、東京空港警察署などです。

 

 逆に、築地警察署、赤坂警察署、月島警察署、原宿警察署などだと、ラッキーと思います。

 

遠い警察署でも、良いこともある

 

 そうは言っても良いこともあります。

 普段行ったことがない場所で、警察での接見後に夕食をとることです。

 私は、23区の東側(湾岸)は馴染みがあるのですが、西側はあまり馴染みがありません。ですので、たまに行きたいラーメン屋とかがあったりします。

 

 ① 荻窪警察署(最寄駅:荻窪駅

   →荻窪駅近くにある野方ホープ荻窪店です。

    昔、横浜ラーメン博物館に出店していましたよね。その頃から好きです。

 

www.nogata-hope.com

 

 ② 成城警察署(最寄駅:千歳船橋駅)

   →千歳船橋駅の近くに、ごく最近できた餃子の満州があります。

    餃子の王将にはかないませんが、安いですし、結構好きです。

    23区の東の方にはありませんので、行けるときにいきます。

 

www.mansyu.co.jp

 

 ③ 練馬警察署(最寄駅:練馬駅

   →横浜家系の練馬商店。町田商店系列です。ニンニク入れると美味しいです。

 

www.eak-ramen.jp

 

 ④ 石神井警察署(最寄駅:石神井公園駅

   サンメリー(パン屋)。東京の東の方にはありません。

   結構おいしいパン屋さんです。

 

www.sunmerrys.co.jp

 

 ⑤ 築地警察署(最寄駅:新富町

   →もちろん、銀座醸造所の八蛮ですね。

     ビール紀行で、既に2回記事にしています。

 

地ビール八蛮 銀座本店
〒104-0061 東京都中央区銀座2-14-9
4,000円(平均)800円(ランチ平均)

r.gnavi.co.jp

 

masakazu-kobayashi.hatenablog.com

masakazu-kobayashi.hatenablog.com

 

 

最後に

 

 初めて行く警察署の場合は、グーグルでどういうお店があるのか調べてから行きます。

 しかし、弁護士になって10年が過ぎ、気が付けば、東京23区の警察署はほぼ行き尽くしてしまいました・・・。

 

 でも、これからも、警察署での接見の帰りに食べる、おいしいお店を見つけたいと思います。

 

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特許実務-間接侵害と特許クリアランス(その2)

 はじめに

 

 前回の記事では、間接侵害特許クリアランスというタイトルで、物の発明についての間接侵害リスクのポイントを解説しました。

 

masakazu-kobayashi.hatenablog.com

 

 今回は、その2回目で、方法の発明について取り上げたいと思います。

 

 方法の発明

 

 方法の発明に関する間接侵害の規定は、以下のとおりです。

 

--------------------------------------------------------------------------------------------------

(侵害とみなす行為)
第101条 次に掲げる行為は、当該特許権又は専用実施権を侵害するものとみなす。
・・・
四 特許が方法の発明についてされている場合において、業として、その方法の使用にのみ用いる物の生産、譲渡等若しくは輸入又は譲渡等の申出をする行為
五 特許が方法の発明についてされている場合において、その方法の使用に用いる物(日本国内において広く一般に流通しているものを除く。)であつてその発明による課題の解決に不可欠なものにつき、その発明が特許発明であること及びその物がその発明の実施に用いられることを知りながら、業として、その生産、譲渡等若しくは輸入又は譲渡等の申出をする行為
六 ・・・

--------------------------------------------------------------------------------------------------

 

 物の発明の規定(101条1、2号)とパラレルな感じの規定なので間違いやすいのですが、方法の発明において、重要な一部の工程を実施していたとしても、間接侵害になるわけではありません

 この点を勘違いされている方が、知財に関わる方でも、結構いらっしゃいます。

 

 条文どおりなのですが、あくまでも、方法の使用にのみ用いる物のみ品)、方法の発明の課題に不可欠な物不可欠品)を生産等した場合です。

 

 くどいですが、(発明が規定する方法にのみ用いる)方法の工程の一部や、(発明が規定する方法の課題解決に不可欠な)方法の工程の一部を実施することが、間接侵害にあたるわけではありません。

 

方法の発明の工程の一部を実施した場合 

 

 それでは、方法の発明の工程の一部を使用した場合に、何らの侵害を問われないのでしょうか?

 

 たとえば、工程A、工程Bからなる方法の発明を考えてみます。

 

  ・Aさんが工程Aを実施 

   → 工程Aにより生じた中間生成物 

   → (中間生成物を用いて)Bさんが工程Bを実施

   → Bさんが工程Bを実施

   → 完成品

 

Aさんが、前半工程Aを実施する場合

 

 まず、Aさんは、方法の発明の一部の工程である工程Aを実施していますが、工程Bをも実施しているわけではないので、直接侵害にあたりません。

 また、上述のように、工程の一部(工程A)の実施自体が間接侵害に問われるわけでもありません。

 

 しかし、上記の例のように、中間生成物が生じる場合において、この中間生成物を、101条4号、5号が規定するのみ品ないし不可欠品にあたり得ると解する考え方があります。古い大阪地裁の裁判例スチロピーズ事件)で、中間物質が間接侵害品にあたる旨判示したものがあり、そのような考え方を支持する学説もあります。

 そのようか考え方によれば、間接侵害を問われてしまいます。

 

 一方で、101条4号、5号の条文の文言は、「その方法の使用に(のみ)に用いる」とあり、「その方法の一部の(or 一工程の)使用に(のみ)用いる」とは規定されていませんので、(工程Aで生じ、)工程Bにのみ用いる中間生成物は、同各号には該当しない、つまり、間接侵害品にはあたらないと解する考え方もあります。

 

 どちらかの考え方が、判例上、確立されているわけではないようですので、いずれにしても、方法の発明の工程の一部を使用する場合であって(たとえば、上記例の工程A)、中間生成物が発生し、その後、その中間生成物を用いて残りの工程の一部(たとえば、上記例の工程B)を他者が使用する場合には、Aさんが中間生成物について間接侵害を問われる可能性があるので一応注意が必要です。

 ここでは、中間生成物の流通の把握が必要となります。

 

 もっとも、工程Aの実施により、中間生成物が生じない場合は、Aさんは、直接侵害も間接侵害も問われないのが原則です。

 

後半の工程Bを実施する場合

 

 この場合も、同様に、Bさんは、方法の発明の一部の工程である工程Bを実施していますが、工程Aをも実施しているわけではないので、直接侵害にあたりません。

 また、上述のように、工程の一部(工程B)の実施自体が間接侵害に問われるわけでもありません。

 

 もっとも、Bさんが、完成品を生産等する場合、つまり、製造方法の発明2条3項3号)の場合には、完成品について直接侵害を問われる可能性があります。

 

 一方で、発明が、単純方法の発明2条3号2号)の場合には、完成品が生じませんので、直接侵害も、間接侵害も問われないのが原則になります。

 

方法の発明の一部を実施して、侵害を問われ得る場合

 

 しかし、方法の発明の一部の工程しか実施しないAさんやBさんが、一切侵害を問われないとするのは、不当な場合があるかもしれません。AさんとBさんがグルになって方法の分担をしたような場合などです。

 

 近年の発明は、複数人が関わるシステムの発明や、製造(方法の発明の実施)の分業・分社が進んでいたりするので、そのような問題は今後発生しそうです。

 まぁ、クレームの書き方の問題だというのもありますが、そこにはあまり触れません。

 

 方法の発明についての一部工程を実施する者や、システム発明の一部を担う者に対して、なお、侵害を問い得る理論として、共同侵害、支配管理論、道具理論等があります(均等論を用いるという説もあります。)。

 

 これらは、判例上確立されている理論はなく(なお、著作権法の分野では、カラオケ法理という理論はありますが)、特許の分野では、一部そのような理屈を示した裁判例が見られるだけで、まだ、学説として色々検討されているレベルです。

 

 これらの理論は、前述のように、主に、物の発明のうち、システムの発明(サーバ・クライアント型システムなど)や方法の発明で問題となり得ますが、次回詳しく紹介したいと思います。

 

最後に

 

 方法の発明間接侵害について説明しました。

 

 まず、勘違いしやすいのですが、重要な工程の一部実施が、間接侵害にあたるわけではありません。

 方法の発明における間接侵害は、「その方法の使用に用いる物」がのみ品であったり、不可欠品であったりする場合に問題となるのです。

 

 方法の発明の前半工程を実施する場合、直接侵害も間接侵害も問われません。

 もっとも、前半工程の実施により中間生成物が生じた場合には、間接侵害を問われ得るという考え方があるので一応注意です。

 

 方法の発明の後半工程を実施する場合、製造方法の発明であれば、その方法により生じた完成品について、直接侵害を問われます。

 一方で、単純方法の発明であれば、原則として直接侵害も、間接侵害も問われません。

 

 しかし、複数人が、グルになって、方法の発明やシステム発明の分担をした場合等には、どちらか、あるいは、両方に責任が問われるべき場合もありそうですが、そのための理論については、次回ご紹介したいと思います。

 

 

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ビール紀行(ベルギー・ブリュッセル)

 

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グラン=プラス

 

はじめに

 

 今回のビール紀行は、ベルギーブリュッセルです。

 2017年秋の旅行です。

 

 ブリュッセルは前年に空港でのテロなどがあったので、治安がとても不安でしたが、ヨーロッパに住んでいるうちに是非行っておきたいと思い、思い切って旅行に来ました。

 やはり、ミュンヘンと比べると人が多くて物騒な感じがしましたが、特にトラブルなく過ごせました。

 

 前回は、ミュンヘンから飛行機でルクセンブルクにわたり、ルクセンブルクのビール紀行をお伝えしました。

 

masakazu-kobayashi.hatenablog.com

 

 ルクセンブルク駅から、電車で3時間ちょっとで、ブリュッセル中央駅に到着しました。

 

 電車のチケットは、ベルギー国鉄(SNCB)のホームページで、簡単に買うことができます。現地でちゃんと買えるかどうか不安だったので、事前にネットで買っておきました。

 

ブリュッセル散策

 

 ブリュッセル中央駅を降りて、少し歩くと、サン・ミッシェル大聖堂が見えてきました。

 

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サン・ミッシェル大聖堂

ベルギーのビール

 

 朝から何も食べていなくて、少しお腹がすいたので、食べるところブラブラ歩いて探していたら、長蛇の列ができているファーストフード店があったので、並んでみました。 

 

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フリットランド(Fritland)

 

 フリットランド(Fritland)というフライドポテトが有名なようです。 

 

fritlandbrussels.be

 

 下の写真のように、ディップを何種類かから選べました。

 ポテト自体は、(脂っこいですが、)熱々で美味しかったです。さすが行列ができるだけはあります。

 

 ちょうど、気になる飲み物があったのでついでに買ったのが、ジュピラー(Jupiler)というベルギーのビールです。

 

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ポテトとビール

 

 ピードボーウフ醸造のブランドのようで、ベルギーでは最もポピュラーなビールの一つだそうです。

 

ja.wikipedia.org

 

 ジュピラーは、缶がカッコいいですね。

 

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ジュピラー(Jupiler)

 

 以前のビール紀行で、事務所の近くにあるアントワープセントラルというベルギービールのレストランの飲み放題について記事にしました。

 

 

masakazu-kobayashi.hatenablog.com

 

 ベルギーのビールといえば、上の記事でも紹介したヒューガルデン・ホワイトのイメージですが、このジュピターは、日本のビールと同じ感じのピルスナーです

 

  日本のビールに近いですが、それほど苦くなくすごく飲みやすいので、きっと売れているんだろうと思います。

 

 フライドポテトには断然こちらの方が合いますよね。

 

再び、ブリュッセル散策

 

 有名なグラン=プラスに来ました。

 下の写真は、ブリュッセルの市庁舎です。

 

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グラン=プラス

 

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グラン=プラス

 

 冒頭の写真のように、馬車が止まっていたりしました。

 とにかく、人が多かったです。

 

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芸術の丘

 

 上の写真は、グラン=プラスから少し離れたところにある芸術の丘です。

 

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小便小僧

  グラン=プラスから少し離れたところにある小便小僧も、一応、写真だけ撮ってきました。ちっちゃかったです。

 

最後に

 

 次は、ブリュッセルから少し離れたルーバンという都市に向かいます。

 

 

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刑事事件-「いずれ復帰する(ことを妨げられない)権利」

はじめに

 

 「いずれ復帰する(ことを妨げられない)権利」・・・

 

 そういう権利が、適切に認められればなぁと最近思います。

 

 大麻取締法違反、酒気帯び運転、最近、芸能人の方が逮捕されていますね。

 

 ① 大麻は取り締まるべきか否か、

 ② 飲酒運転は単に軽率な行為なのか、いや、本人の意識の問題ではなく、薬物依存症と同様、治療が必要なアルコール依存症であり、周りがサポートすべき事案なのではないか、

 

 様々な方がコメントされていますね。

 

 でも、私が、今回書きたいのは、それらとは別に、「いずれは復帰する権利」というものです。

 

いずれは復帰する(ことを妨げられない)権利

 

 上記の犯罪は、刑事罰を科される違法な行為であることに間違いはありません。やったことが罪にあたるなら、それ相応の罰は受けるべきです。

 

 しかし、逆に言うと、それ以上の制裁は科されるべきではありません。

 

 たとえ犯罪をしてしまったとしても、刑期を終え、あるいは、執行猶予判決が出れば、適切に、一社会人として社会に復帰することでき、社会で活躍することができるべきです(なお、今回は、死刑や特定の職業による欠格事由には言及しません。)。

 

 ここ最近は、特に、芸能人や社会的身分が高い人を、してしまった犯罪行為だけでなく、それと全く関係のないこと(あいつは昔から酷いやつだったというエピソードなど)を様々に持ち出し、徹底的に糾弾する記事やコメントが見られます

 

 犯罪被害者であれば感情的には分からないではないですが、第三者が、ここぞとばかりに、昔のことをも持ち出したりして、徹底的に攻め立てますよね。マスコミがネタを掘り起こしている感じもあります。

 

 あれ、我々(社会)にとって何かメリットあるでしょうか。単なる憂さ晴らしや、他人の失敗をネタにした自己主張のような気がしてなりません。

 

 (犯罪でありませんが)不倫についても、同じように、全く関係のない第三者が、徹底的に、時に面白おかしく、攻め立てますよね。

 

 結果、復帰を困難ならしめています。

 

 刑罰に上乗せした不適切な社会的制裁です。しかも、ネット社会なので、攻め立てた内容が、ずっと残ってしまい、また、時を経て、掘り起こされたりもします。

 

 確かに、芸能人の場合は、その人のキャラクターやイメージが商売なので、結果として、完全な復帰が難しいこともあるかもしれません。しかし、才能あって役者や歌手をやっている以上、また、いずれは、元通りに復帰することが、その人にとっても、社会にとっても有益なはずです。

 

 それは、普通に働いている一般人も同様です。

 

 「いずれは復帰する権利」、あるいは、「いずれ復帰することを妨げられない権利」といいましょうか、それは適切に保護されるべきだと思います。

 

 人は、犯罪をしてしまったり、違法なことをしてしまうことがあります。

 

 でも、それは、凶悪犯や、倫理が全く欠如した人というよりも、つい魔が差してしまったとか、ストレスとか、その人の不遇な環境とか様々ですが、いずれにしても、ごく普通の人が多いです。刑事事件の弁護人を担当して思います。社会から追放されるべき根っからの犯罪者というはそう多くありません。

 

最後に

 

 悪いことをしたら、それ相応の罰を受け、でも、その人は(できれば元どおりに)復帰できるようにする、そういう社会の方が損失が少ないはずです。

 

 年末の某お笑い番組では、不倫などで失敗してしまった芸能人を出演させ、復帰をお膳立てしているように見受けられます。

 いつも、笑いながらも、番組の趣旨を感心して見ています。

 

 

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