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自分史(試験についての私見)その1

はじめに

 

 しばらく特許実務の記事ばかりでしたが、ブログの趣旨は自分のことを残すことでした。そこで、久しぶりに自分のことを書こうと思います。

 

 自分の人生は、ほぼ、「試験」と共に歩んだ人生でした。

 私ほど試験を受けている人は、あまりいらっしゃらないかもしれません。

 その意味で、試され続けた人生といえるかもしれません。

 随分辛い思いもしましたので、結果として、非常に謙虚な性格になりました(笑)。

 

 誰かの参考になるわけではありませんが、試験について、現時点で思っていることを、書き残しておこうと思います。

 

私の試験の歴史

 

 全部書き切れるか自信がないですが、これまで受けた試験の主なものを思い出して、挙げてみたいと思います。

 

小学校時代

 ・学校の定期テスト(小学校は真ん中ぐらいの成績でした。)

 ・進学塾(6年生の1年弱)でのテスト

  (ここで頑張りました。記憶では、だいたい60~63くらいの偏差値でした。)

 ・私立中学受験

  ※地元の三重県松阪市の唯一の私立三重中学校・高等学校(6年制)だけ受験し、

   合格できたので、進学しました。

   今は知りませんが、私の時はたぶん偏差値52、3くらいの学校でした。

   成績からして、多分合格できるだろうということで、緊張もなく、

   塾の友達も多かったので楽しく受験しました。辛かった印象は全くありません。

 

   中学から松阪市外の学校に通うことはそもそも思いもしませんでしたので、

   他の私立学校は受験しませんでしたが、三重県でトップは、当時高田高校で

   偏差値60くらいでした(受けていれば、わかりませんが、かろうじて

   受かってかもしれません。灘や東大寺は、到底無理な成績でした。)。

   

中学校・高校時代

 ・学校の定期テスト

 ・大学受験のための予備校のテスト

 ・大学受験

 (・英検) ※受けたような気もしますが、ちょっと記憶にありません。

        受けたとしても、せいぜい4級~2級だと思います。

大学時代

 ・大学の定期試験

  ※航空宇宙工学科へ進学するためにかなり頑張りました(平均点86点くらい。)

 ・大学院入学試験

 

 ほんとうは、ここらあたりで、一般的には、試験時代が終了するはずなのですが、私の場合、ここからが怒涛の試験ラッシュでした。

 

大学院時代

 ・大学院の定期試験

 ・国家公務員Ⅰ種試験(技術系・機械)

 ・就職面接 ※ペーパーテストを受けた記憶はありません。

 

特許庁時代(途中、筑波ロースクールへ通いながら)

 ・TOEIC ※平成15、16年あたりで600~700点台だったような記憶です。

        職場で受けさせられるので受けていましたが、当時は留学とか

       できるはずないと思い、英語の勉強はほぼしていませんでした。

 ・筑波ロースクール(夜間)の入学試験

  ※前年、千葉大(昼間)の入学試験を受けましたが、落ちました。

   一年遅れですが、特許庁辞めずに筑波ローに行けて、結果ラッキーでした。

   筑波ローの入学倍率が当時12.5倍だったので、この試験がもっとも

   入りにくい試験でしたので、ラッキーでした。未習なので、勉強して

   どうこうなる試験ではなかったような気がします。

 ・筑波ロースクールの定期試験

 ・行政書士試験(合格)

 ・弁理士試験(合格) 

        ※理系大学院卒なので申請すれば選択科目は免除だったように

         記憶していますが、もうロースクールに通っていたので、

         選択科目は、民法・民訴で受けました。

 ・新司法試験(合格)

 ・法律事務所の面接試験(ペーパーテストは特になし。)

  ※中村合同法律事務所に入れてもらいました。

   無知で事務所への就職活動が遅れたせいで他はほとんど締め切られていました。

 

修習生時代

 ・何度かの起案試験

 ・2回試験

  ※おそらくは、この世で一番過酷な試験でした。思い出したくもありません。

 

弁護士時代

 ・IELTS試験 ※ヨーロッパの大学向けの試験で、米国のTOFELと同じ感じです。

        7.0TOEFLでいう100)をとるのに、大変に難儀しました。

        特にspeaking test(インタビュー形式)は、嫌な嫌な思い出です。

        受験費用も1回2万5000円くらいで、恐ろしく高額でした。

        一番精神的ダメージの大きい試験でした

 

 ・海外ロースクールへの出願(厳密には試験ではありませんが)

  ※ドイツ・ミュンヘンのMIPLCに進学しました。

  ※ちなみに、ドイツ・MIPLCアイルランド・ダブリン大学

   英国・クイーンメアリーロンドン大学に出願し、無事オファーをもらいました。

   マルタ大学もこっそり出願準備していましたが、結局やめました。

   (基準は、全部「ビールの国」ですよね。今ならチェコプラハ・カレル大学

    加えていたかもしれません。)

 

留学時代

 ・MIPLC(ミュンヘンにある知財法のロースクール)の定期試験

  ※ドイツの学校ですが、試験は英語。ペーパーではなく、コンピュータを使った

   試験でした。

 

帰国後

 ・ドイツ語検定(4級、3級) 

  ※ドイツ語の記憶があるうちに受けて、無事受かりました。

 

試験についての私見

 

 身分や出所に関係なく、試験に合格さえすれば、色んな道が開ける平等だと思います。

 もちろん、も大きく影響しますが、ある程度は運に左右されずに、合格に持っていける試験がほとんでした。

 運については(例えば筑波ロー合格)、私は大変幸運でした。

 

 自分のように、容姿も、身体能力も、性格(コミュ力なし)も良いとは言えくても、試験をクリアすることで、道が開けました。

 

 もちろん、芸術・芸能やスポーツで身を立てられる人もいるでしょうが、大半の人は(努力しても限界があり)無理です。しかし、勉強して試験に合格することは、大変ではありますが、芸術やスポーツのように不可能ではないですし、また、プロの選手や芸術家、芸能人になって成功するよりも、確率が圧倒的に高い。地道な努力も報われやすい。

 

 少なくとも私の時代は、学歴が断然有利でしたし、資格試験の合格は、とりあえずは、くいっぱぐれないことが約束されているとも言えます(将来はわかりませんが)。

 

 それに早い段階(小学校)で気づいて良かったと思っています。ここに尽きます。

 

 しかし、最近感じることは、「試験は平等」というのは、必ずしも正しくないということです。たとえば、都心の中学受験のように、親の資力が影響するであろう現実に接しました。

 

 その意味(経済格差など)で、全て平等であるとは言えないかもしれませんね。

 

 もっとも、最近は、Youtubeなどで無料の講義が配信されていたりして、地方と都心、金持ちとそうでないものとの情報格差がなくなっているので、ので注目です。

 

 今になって思いますが、うちは三重県の田舎で、家庭も決してお金持ちでもありませんでしたが、親が私立の中学に入れてくれ、東京の大学に行くのに仕送りをしてくれました。  

 

 高校時代には、名古屋や東京の予備校の夏期講習も受けさせてもらいました。

 駿台の高い講義のビデオとかも買ってくれました。

 

 金銭面で、相当な負担だったと思います。

 

 つまり、自分の努力だけではなく、親の経済的負担があってこその結果であることを遅きに失しましたが、認識しています。

 でも、父親が高校生のときに受からなかった大学(東京R大学)にも、私は受かることができ、喜んでくれましたので、良かったです。

 親に心より感謝。

 

最後に

 

 個別の試験や思い出を書くには、1つの記事では難しいようなので、また、人生を左右したと思う赤字の試験について、後日書きたいと思います。

 

 なお、人生最後の試験としては、ビール検定を視野に入れています(笑)。

 あるいは、もう一度、ドイツに(今度はドイツ語で)留学するか。

 もう年齢は50近いですが・・・。

 

 

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