理系弁護士、特許×ビール×宇宙×刑事

理系弁護士・弁理士。特許、知財、宇宙、ビール、刑事事件がテーマです。

自己紹介(理系弁護士)

ザルツブルグのカフェ・モーツアルトにて 東京で弁護士・弁理士をしている小林正和です。 人生半ばに入り、2020年のコロナ危機も経験し、いろいろと思うところもあって、ブログを始めることにしました。 ブログを書く目的は、自分がこれまでどう生きてきて、…

特許実務-間接侵害と特許クリアランス(その3)

はじめに 下記2つの記事で、前2回にわたって、間接侵害の特許クリアランスについて説明しました。 masakazu-kobayashi.hatenablog.com masakazu-kobayashi.hatenablog.com 今回は、これに関連して、物ないし方法の発明の一部を実施したに過ぎない場合でも…

ビール紀行(ベルギー・ルーヴェン)

ルーヴェン市庁舎と聖ペテロ協会 はじめに 今回のビール紀行は、ベルギーのルーヴェン(ルーベン、ルーバン)です。 前回のビール紀行は、ベルギーのブリュッセルでしたが、 ルーヴェンは、ブリュッセルから電車でたったの30分弱で行けます。 masakazu-kob…

刑事事件-嬉しいこと、嫌なこと(その2)

はじめに 以前に、刑事事件をやっていて、嬉しいことと嫌なことについて、下記の記事を書きました。 今回は、そのパート2です。食べ物編です。 masakazu-kobayashi.hatenablog.com 国選事件で嫌なこと 国選事件の担当は、所定の待機日に電話がかかってきて…

特許実務-間接侵害と特許クリアランス(その2)

はじめに 前回の記事では、間接侵害と特許クリアランスというタイトルで、物の発明についての間接侵害リスクのポイントを解説しました。 masakazu-kobayashi.hatenablog.com 今回は、その2回目で、方法の発明について取り上げたいと思います。 方法の発明 …

ビール紀行(ベルギー・ブリュッセル)

グラン=プラス はじめに 今回のビール紀行は、ベルギーのブリュッセルです。 2017年秋の旅行です。 ブリュッセルは前年に空港でのテロなどがあったので、治安がとても不安でしたが、ヨーロッパに住んでいるうちに是非行っておきたいと思い、思い切って…

刑事事件-「いずれ復帰する(ことを妨げられない)権利」

はじめに 「いずれ復帰する(ことを妨げられない)権利」・・・ そういう権利が、適切に認められればなぁと最近思います。 大麻取締法違反、酒気帯び運転、最近、芸能人の方が逮捕されていますね。 ① 大麻は取り締まるべきか否か、 ② 飲酒運転は単に軽率な行…

特許実務-間接侵害と特許クリアランス(その1)

はじめに 今回から、間接侵害等が問題となり得る部品・部材・モジュール・材料等についての、特許クリアランスに関する記事を書きたいと思います。 特許クリアランスというのは、企業などが、自社の製品が他社の特許権を侵害していないかを事前に確認・検証…

ビール紀行(ルクセンブルク大公国)

ルクセンブルクのスーパーに売ってるビールの樽 はじめに 今回のビール紀行は、ルクセンブルクです。 ルクセンブルクは、あまり馴染みのない国だと思いますが、ドイツ・フランス・ベルギーに囲まれた小国です。 しかし、一人当たりの名目GDPが世界一のお…

刑事事件-タトゥー裁判、国家権力は文化を抹消する力をもっている

はじめに タトゥー掘り師が、客にタトゥーを入れたとして、医師法違反の罪(刑事事件)に問われていた事件で、最高裁で、無罪が確定したそうです。 ちなみに、 一審(地裁)で「有罪」 → 二審(高裁)で「無罪」 → 最高裁で「無罪」 でした。 www3.nhk.or.jp…

特許実務-ウェビナーの講師をやりました。

ウェビナーのタイトル はじめに 9月18日(金曜日)に、いわゆるウェビナー(オンライン・セミナー)の講師を担当しました。下記の特許実務に関するセミナーです。 www.rdsc.co.jp タイトルがてんこ盛りなのは、(私が考えたわけではなく、)セミナーの主…

ビール紀行(ドイツ・ミュンヘン・韓国料理)

韓国料理(甘辛肉ばら炒め) はじめに 今回のビール紀行は、ドイツ・ミュンヘンに戻って、ミュンヘンの韓国料理屋さんです。 ツム・コリアナー(Zum Koreaner) ドイツにいると、日本料理が食べたくなるのはもちろんですが、無性に辛い韓国料理が食べたくな…

刑事事件-持続化給付金の不正受給も弁護士を伴って自首すべき?

はじめに 前回、「児童ポルノ所持罪で、弁護士を伴って自首すべきか?」という記事を書きました。 masakazu-kobayashi.hatenablog.com 犯罪の性質は全く異なりますが、同じく、自首をめぐって、持続化給付金の不正受給も問題になっていますね。 www.jizokuka…

特許実務-進歩性について考える(その7)1個を2個にすることは容易か?(続き)

はじめに 前回は、(スラスタ1個を有する移動体である)1つの引用発明のみに基づいて、(スラスタ2個を有する移動体である)本件発明を容易に想到し得るか、について検討しました。 masakazu-kobayashi.hatenablog.com 今回は、(それぞれ、スラスタ1個…

ビール紀行(ドイツ・ツェレ)

ツェレ城の公園 はじめに 今回のビール紀行は、ドイツのツェレ(Celle)という街です。 人口が20万人弱の小さな街ですし、観光地というわけでもないので、日本人にはほとんど馴染みのないところかもしれません。私も、旅行先で調べるまで知りませんでした…

刑事事件-児童ポルノ所持罪で、弁護士を伴って自首すべきか?

はじめに 下記のニュースを見ました。 www.asahi.com 海外にサーバのある児童ポルノサイトの捜査が困難だったようですが、(コロナの影響による)サイト運営者の帰国に伴い、強制捜査を実施し、2万人分の会員名簿等が押収されたそうです。 捜査機関が、児童…

特許実務-進歩性について考える(その6)1個を2個にすることは容易か?

Painting (Formerly Machine) (1916) Morton Livingston Schamberg はじめに 「進歩性について考える」の第3回、第4回(下記記事)では、進歩性判断の事例として、主引用発明(スラスタ2個の移動体)のみに基づいて、スラスタを(2個から)3個にするこ…

ビール紀行(ドイツ・ハンブルグ)

ハンブルク中央駅 はじめに 今回のビール紀行は、ドイツのハンブルクです。 ハンブルクは、ドイツ北部にあり、人口が約184万人だそうで、ドイツの中でも大都市の一つです。ちなみに、私が以前に住んでいたミュンヘンの人口は147万人だそうで、そう変わ…

刑事事件-大麻取締法違反 & 飛行機内でのマスク拒否

はじめに 今回の芸能人の大麻取締法違反の逮捕・勾留を受けて、かつてないほど大麻取締法の見直しの是非が議論されていますね。 今回は、大麻取締法違反と、これに関連して飛行機内でのマスク拒否について記事にしたいと思います。 大麻取締法の見直しの是非…

宇宙-今、辛いときには・・・

辛い時には 人生が辛いときも、何とか乗り切らなければなりません。 ①ひたすら我慢する、②ビールを飲む、③美味しいものを食べる、④音楽を聴く、⑤テンションを上げる、⑥寝る、⑦逃げる、色々あると思います。 私は、若いころ、辛い時は、オグリキャップやディ…

特許実務-進歩性について考える(その5)主引用発明+副引用発明

Painting (Formerly Machine) (1916) Morton Livingston Schamberg はじめに 進歩性に関する下記の第1回、第2回の記事では、進歩性を考えるための前提事項(総論)をご説明しました。 masakazu-kobayashi.hatenablog.com masakazu-kobayashi.hatenablog.co…

ビール紀行(ドイツ・ブレーメン)

ブレーメンの音楽隊 はじめに 今回のビール紀行は、ドイツの北西部にあるブレーメン(Bremen)という都市です。 www.google.com 前回のビール紀行は、ハノーファーでしたが、ハノーファーからブレーメンへ向かいました。 masakazu-kobayashi.hatenablog.com …

刑事事件-外国人の被疑者・被告人(英語編2)

はじめに 前回の下記記事では、 外国人の刑事事件において、通訳の方と日程の都合がつかない場合などに、英語を話す外国人の被疑者・被告人とのコミュニケーションのための英単語を記事にしました。 masakazu-kobayashi.hatenablog.com 今回は、初回接見(=…

特許実務-進歩性について考える(その4)2個を3個にすることは容易か?(続き)

Painting (Formerly Machine) (1916) Morton Livingston Schamberg はじめに 前回の記事では、進歩性に関して「スラスタを2個から3個に増やすことは容易か」というテーマで議論してみました。 masakazu-kobayashi.hatenablog.com 前回の記事では、(引用文…

ビール紀行(ドイツ・ハノーファー)

はじめに 今回のビール紀行は、ドイツのハノーファーです。 www.google.de あまり、馴染みのない都市かもしれませんが、ハンブルクの南、ドイツの北部中央に位置する都市です。 私が住んでいたミュンヘンからは、特急で乗り換えなし4時間ちょっとです。 ち…

刑事事件-外国人の被疑者・被告人(英語編1)

はじめに 今回は、被疑者・被告人が外国人の刑事事件についてご説明したいと思います。 具体的には、外国人とのコミュニケーション(英語)についてです。 外国人の被疑者・被告人が大変なこと 国選刑事事件で、被疑者・被告人が外国人である場合があります…

特許実務-進歩性について考える(その3)2個を3個にすることは容易か?

Painting (Formerly Machine) (1916) Morton Livingston Schamberg はじめに 最近、「進歩性について考える」を始めました。 進歩性の総論と進歩性における本件発明の課題の位置づけについて、下記の2つの記事を書きました。 masakazu-kobayashi.hatenablog…

ビール紀行(ドイツ・ミュンヘン-アイリッシュ・パブ)

はじめに 今回は、ドイツ・ミュンヘンにあるアイリッシュ・パブをご紹介したいと思います。 ビールの国と言えば、私の場合、第1がドイツで、ドイツの次に挙げるのはアイルランドです。 以前に、5回にわたって、アイルランドのビール紀行をお伝えしました。…

刑事事件-一審無罪なのに控訴審で有罪を前提に弁護?

はじめに 今日は、下記の記事について書こうと思います。 最初、ニュースのタイトルを見たとき、誤記かと思いました。 一審無罪も「弁護側」が有罪主張へ ??? news.yahoo.co.jp 事案と第一審判決 私も、ニュース記事でしか事実関係を知りませんので、詳し…

特許実務-進歩性について考える(その2)本件発明の課題

Painting (Formerly Machine) (1916) Morton Livingston Schamberg はじめに 前回から、進歩性について考えています。 前回は、進歩性を考える前提となる事項についてご説明しました。 masakazu-kobayashi.hatenablog.com 今回は、進歩性を考える上での本件…