刑事事件-エコバッグ万引き
はじめに
スーパーでの万引きといえば、以前に、スーパーで会計前に商品を食べてしまう件を取り上げました。
masakazu-kobayashi.hatenablog.com
今回は、エコバッグをめぐる万引きのトラブルです。
レジ袋の有料化が始まってから、エコバッグなどのかばんを、買い物に持参する方が増えました。
私は、ときどき、夕食を コンビニで買うのですが、カップ麺とおにぎり2個とお惣菜を1品と勝って、レジに持っていくと、
「レジ袋は必要ですか?」
と言われ、ハッと気づくもマイバッグ等を持参しておらず、かといって、3円(?)を払うがもったいないので、
「いや、大丈夫です。」
と言って、両手に、カップ麺とおにぎり2個とお惣菜1品を両手に抱えて、落とさないように事務所に戻るという経験を何回かしました。
まだ、バッグを持ち歩くという習慣が身に付いていません。
ニュースで、エコバッグでの万引き被害に悩む店舗や、逆に、エコバッグを広げて店内を歩いていたところ、万引きと間違えられてトラブルになったという話を聞きました。
今回は、エコバッグでの万引きに間違えられないようにするためにどうすればよいかを記事にしたいと思います。
エコバッグによる万引き
冒頭の記事でも紹介しましたが、私が留学していたドイツでは、会計前の商品をエコバッグに入れて買い物する人が結構いました(ドイツでは、問題ありませんでした。)。
ドイツの普通のスーパーは、入口と出口が別々で、狭い通路のスーパーレジを通らないと出口から出られないようになっていますので、レジで、エコバッグから商品を取り出し、ベルトコンベアの載せ、会計をし、はじめて出口から出ることができます。
日本のように、狭い通路のレジを通らなくても出口から出れてしまいますので、ドイツよりも、万引きがしやすいですね。
これまでは、手ぶらでスーパーに入れば、(ポケットに商品を入れたと疑われるような場合を除いて)万引きに間違えられることはありませんでした。
しかし、レジ袋有料化に伴い、(これ自体は環境にとって良いことなのですが)多くの人が買い物用の大きなバッグをはじめから持参するようになった結果、これに乗じた万引きや、逆に、万引きに間違えられるというトラブルが増えることになってしまいました。中々難しいですね。
前者(エコバッグ万引き)については、万引きは、窃盗ですし、お店に大変な損失と迷惑がかかり、かつ、自分の人生も終わってしまうので止めましょうということに尽きるのですが、後者(万引きと間違えられる)については、これを防ぐ手段を考えなければなりません。
万引きと間違えられないための方策
① 折り畳み式のエコバッグを持参することにする。
これで、万引きと間違えられる可能性が格段に下がります。
この点について、折り畳み式でない普通のエコバッグの場合、気が付かずに、以前に買った物(チョコレートなど)がバッグに入ったままということがよくありますよね。その場合に、万引きしたのではないかと言われたときに、弁明が難しいからです。
折り畳み式のバッグなら、以前に買った商品がバッグの中に残っているということはあり得ませんからね。
② レシートを必ず貰う
レジから出た後に、万引きと疑われれて声をかけられた場合でも、エコバッグの中とレシートの商品が完全に一致していたら、これ以上追及しにくくなります。
③ 不審と思われるような行動をとらない
具体的には、長時間、商品棚に非常に近接しない、などです。
万引きで逮捕された場合、(万引きGメンの供述調書だけでなく、これを補強する)店内ビデオカメラの映像が証拠とされることが結構あります。
逆に言えば、ビデオカメラの映像に、明らかに万引きをしていない(できる状況にない)映像しか残っていなければ、万引きの疑いは晴れます。
先の例で言えば、長時間、商品棚に非常に近接して商品を吟味する場合としては、新しく販売されたレトルトカレーに、どんな素材や香辛料が入っているのだろうと、箱をじっと見ることなどがあります。
その場合、商品棚から離れて、堂々と、通路の真ん中で、あるいは、店員のいるようなところで確認すれば、万引きには間違えられませんし、万引きと間違えられるような映像も残りません。
買い忘れがあった場合
買い物を終えた後、1品買い忘れたということがよくありますね。
私の場合、キャベツ、韮、ひき肉を買ってレジを済ませたが、肝心の餃子の皮を買い忘れるということが結構あります。比較的盲点ですね。
その場合、買い物を終えた商品の入ったエコバッグを持って、再び店内に入ると、万引きと疑われる可能性が発生してしまいます。
レシートを持っていればある程度は大丈夫ですが、
その場合は、念のため、
① 買い物を終えたものを、店員さんに、レジ横やレジ奥に置かせてもらう
という手があります。日本人は、とっさに頼まれると断れないところがあるので、結構、置かせてくれます。
でも、置くスペースがないなど、断れる場合もあるかもしれません。その場合は、
② 店員さんの一人に、「私、たまごを買い忘れちゃったので、もう1回エコバッグを持って店内に入りますよ。」などと声をかける
という手が考えられます。
万引きをする人は、わざわざ店員に声をかけませんので、疑いをかけられにくくなる効果があります。
最後に
エコバッグは、エコでよいのかもしれませんが、万引きが増えたり、万引きと間違えられて嫌な思いをする人が増えると、それはそれで嫌ですよね。
先にご説明したような点を実践して頂ければ、万引きと間違えられる可能性は格段に減りますし、逆に、万引きと間違えられても、反論・釈明がしやすくなります。
是非、ご参考ください。