はじめに
蛇口を捻ればオレンジジュースが出る、というのが子どもの頃の夢です。
そして、大人になれば、蛇口を捻ればビールが出る、というのが夢ですよね。
ドイツでは、少し大きなスーパーに行けば、ごく簡単に、この夢を実現することができます。
ビール樽
ドイツのスーパーに行くと、ビールは500mLの瓶がメインですが、500mL缶でも少し売っています。
しかし、少し大きいスーパーに行くと、冒頭の写真のような金属製のビール樽で、何種類ものビールが売っています。
冒頭の写真のビットブルガー(Bitburger)は、ドイツでは全国的に著名なビールの銘柄一つで、ピルスナーです。
www.bitburger-international.com
冒頭の写真のビール樽は5L缶で、値段ははっきり覚えていないのですが、確か10ユーロ(1200円)くらいでした。安いですよね。
スーパーでこの樽を購入し、リュックで引っ提げて、(ドイツの)家に持ち帰りました。
ドイツの冬
ミュンヘンは札幌と同じ程度の緯度に位置しており、結構寒いです。冬はマイナス10何度になったりします。
冒頭の写真は、冬に、ベランダの机に積もった雪の上に、ビール樽を置いたものです。
折角なので、私の好きなフランツィスカーナー(Franziskaner)のヴァイスビール(Weizbier)と、チェコ・ピルゼン(Pilsner Urquell、ピルスナー発祥の地)のピルスナーウルケルにも寒い中並んでもらい、ベストショットを取りました。
これぞ、夢の実現ですね。(家の中は暖房で温かいのですが、)寒い雪の中、ビールが冷えて美味しい。
ただ、正直なところ、寒すぎて、しばらく経つとビールが凍ってしまい、出なくなってしまいました(笑)。ですので、このビール樽は早々に家の中に引き下がりました。
ビールに合うつまみ
ドイツなので、やっぱりソーセージだろうというのが一般的な予想だと思うのですが、私は、ソーセージも含め、ドイツの料理はあまり美味しいと思いません(何度も記事で書いていますよね、しつこくてすいません。)。
正直なところ、ソーセージは、日本のシャウエッセンの方が美味しいです。
ただ、下記の記事にあるニュルンベルグのニュルンベルガー・ソーセージは別で、香ばしくて大変美味しいです。
masakazu-kobayashi.hatenablog.com
ということで、家でビールを飲むときは、つまみに、自家製ぎょうざを作ります。
小麦粉で羽も付けます。
ちなみに、ドイツだと、
・豚のひき肉 → 普通のスーパーでいつでも買える。
・キャベツ → 普通のスーパーでいつでも買える。
・ニラ → いつもあるとは限らないが、中華食材店かトルコ・スーパーで買える。
・餃子の皮 → 中華食材店か日本食材店でいつでも買える。
・各種調味料(小麦粉、醤油・お酢など) → 日本食材店でいつでも買える。
ということで、ニラさえ手に入れば、何とかぎょうざを作ることができます。
やっぱり、ビールには焼ぎょうざ、焼ぎょうざにはビールですね。日本人にとって、それは、ドイツ・ビールであっても、何ら変わるところはありません。
ちなみに、トルコ・スーパーは、ミュンヘン中央駅から歩いて数分のところにある、Verdiです。
ミュンヘン中央駅で少し時間が余ったり、何か珍しいトルコのお土産を買おうと思ったら、是非、行ってみてください。
トルコのスイーツも、量り売りで買えます。美味しいですが、もの凄く甘いです。
ここのケバブも、ミュンヘンで一番美味しいと思いました。ドイツの肉料理に飽きるとよく買いに行きました。
ドイツでのビールのつまみナンバーワンは、ここのケバブでしょうか。
最後に
ドイツで、「蛇口を捻ればビール!」 という夢は早々に実現していまいました。
そういえば、日本でも最近、キリンがホーム・タップというサービスを始めていますね。
夢の実現のためだとしても、ちょっと値段が高いような気がします・・・。