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ビール紀行(ドイツ・ミュンヘン-ラッツケラー)

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ラッツケラー(Ratskeller)の天井

 

はじめに

 

だいぶ前になりますが、前回のミュンヘンのビール紀行では、ホフブロイハウスを紹介しました。下の記事です。

 

masakazu-kobayashi.hatenablog.com

 

  今回のビール旅行は、再びドイツ・ミュンヘンに戻り、ラッツケラー(Ratskeller)です。

 

ラッツケラーの意味

 

ラッツケラー(Ratskeller)とは、市庁舎の地下のレストランのことで、ドイツのあらゆる都市の市庁舎の地下にレストランがあります。

ドイツ語のRat(ラット)は議会Rathaus(ラットハウス)が市庁舎(ちなみに、Haus(ハウス)は家、建物)Keller(ケラー)が地下室という意味です。

 

ラッツケラーは市庁舎の地下にありますが、ドイツですので当然ですが、ビールを飲むことができます

 

ミュンヘンのラッツケラー

 

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ミュンヘン新市庁舎

 

ミュンヘンの新市庁舎は、上の写真の真ん中の建物です。ミュンヘンのシンボル的な建築物で、大変美しいです。これを見ると、懐かしくて涙が出てしまいます。

 

この新市庁舎の地下に、ラッツケラーがあります。 

 

www.ratskeller.com

 

上のホームページはドイツ語ですが、英語のメニューも掲載されています。

レストランの中には、英語や日本語のメニューがありますので、気軽に入ることができます。

 

もっとも、観光客向けという感じで、値段が高いです。でも冒頭の写真のように天井が美しく、後の写真でも出てきますが、店内の雰囲気も凄く良いので、観光や接待で使わえると思います。

 

私も、留学中は、日本から来た上司など、奢ってくれる人が来たときには、このレストランを予約していました。

ドイツでは、多くのレストランが日曜日が休みになりますが、ラッツケラーは日曜日も空いてますので便利です。

 

ラッツケラーのビールの種類

 

ラッツケラーのビール等のドリンクメニューは、以下のところにあります。

 

<ドリンク・メニュー>

https://www.ratskeller.com/files/downloads/speise_getraenkekarten/getraenkekarte_ratskeller.pdf

 

ドイツ語しか見つけられなかったのですが、ビールの種類がたくさんあることが分かります。

 

(日本の居酒屋もそうですが、)ドイツも、レストラン毎に一つの醸造所のビールだけが置いてある場合が多いのですが、このミュンヘンのラッツケラーは、たくさんの醸造所からのビールが置いてあるので、1回で色々と楽しめて良いです。

 

最近日本でもお馴染みのミュンヘン醸造所のレーベンブロイ(Löwenbräu)がメインのようですが、私の好きなフランツィスカーナー(Franziskaner)の白ビール(Weizen)がありますし、ミュンヘン醸造所のアウグスティー(Augustiner)もあり、ベックス(Becks)やイェバヴァー(Jever)もありますね。

 

何なら、アイルランドギネス(Guiness)まであります。

 

種類も、ヘレス(Helles)、ピルス(Pils)、白ビール(Weizen)、酵母入り[濾過していない]白ビール(Hefeweizen)、黒ビール(Dunkel)と飽きずに何杯でも飲めそうです。

 

しかし、0.5Lで5.3ユーロ(約640円)は、結構高いですね。

値段が高い以外は、文句ありません。

 

ワインやソフトドリンクなど、ビール以外の飲み物もたくさんありますので、ビールを飲まない方でも、十分に楽しめます。

 

ラッツケラーのビール

 

日本から、奢ってくれる上司が来ましたので、ここを予約しました。

 

私がドイツのビールで最も好きな(バナナフレーバーのような)フランツィスカーナーを頂き、少し飽きてくると、ドゥンケル(黒)に変え、ひたすら飲み続けます。 

 

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フランツィスカーナー & レーベンブロイ(黒)

 

店内の雰囲気は、下の写真ような感じです。

ミュンヘンに観光に来た際には、ホフブロイハウスと同様、雰囲気を楽しむだけでも一度は行く価値があると思います。

でも、店員さんは、遠慮のない典型的なドイツのおばちゃんだったりして雰囲気がぶち壊されたりしますけどね。それも含めてドイツです。

 

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ラッツケラーの店内

 

料理も結構高いのですが、ドイツ料理を始め、様々なものがあります。デザートも充実しています。

 

下の写真は、ど典型的なドイツ料理です。

 

各種ソーセージプレッツェルシュニッツェル、白ソーセージ(ヴァイスブルスト)、そして、春の季節は白アスパラ、そしていつも多様な状態で出てくるジャガイモ

 

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様々なドイツ料理

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白アスパラ

 

写真を見ていると美味しそうに見えますが、ドイツ料理はそれほどは美味しくはありません。でも、ラッツケラーの料理はまぁまぁ美味しいです。

 

しかし、白アスパラは、(ドイツ料理には珍しく、)日本人向きの優しい味で、結構好きです。

 

春になると、マルクト(市場)やスーパーでも売り出され、さほど高くありませんし、茹でてバターソースを絡めて食べます。また、別の機会にビールとともに紹介したいと思います。

 

最後に

ミュンヘンに旅行などに行かれた際に、比較的落ち着いた雰囲気で食事をしたい場合は、(値段の点を除けば)ラッツケラーはお勧めです。

 

わいわい騒がしい雰囲気で(音楽の演奏もあったりします)、食事をしたい場合には、ホフブロイハウスが良いかもしれません。