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刑事事件-ご相談・お問合せ

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日比谷公園

 

はじめに

 

 しばらくブログを休んでいたのですが、その間も、ブログへのアクセスは多く、どういうことだろうと思っていました。

 

 実は、私の記事が検索エンジンGoogleやYahoo)で結構引っかかっているのですね。そのほとんどが、刑事事件に関する記事ですが・・・。

 

 そして、記事を見た個人やマスコミの方からの問い合わせも、まぁまぁあります。

 マスコミの方からのお問い合わせについては、下記の記事で、一度紹介しました。

 

masakazu-kobayashi.hatenablog.com

  

個人からのお問合せ

 

 個人の方から、私の事務所の電話番号を探して、お電話を頂くことがあります。

 その内容は、

 

 「ちょっとした気の緩みで、〇〇をしてしまった。犯罪になってしまうのか。

  その場合、逮捕や家宅捜索(捜索差押え)までされてしまうのか。」

 

で、心配になって、お電話を頂くケースが多いです。

 

 法律相談になってしまうのですが、(時間があれば)お話を伺った上で、

 

 「あなたの行為は、〇〇罪に該当します(あるいは、しません)。」

 

 「犯罪にあたるとしても、かならず、身柄拘束(逮捕やその後の勾留)が

  なされるわけではありません。」

 

 「あなたのしてしまった行為の重大さや頻度などからすれば、

  身柄拘束(逮捕・勾留)や家宅捜索(捜索差押え)がなされる可能性は

  小さい(大きい)と思います。」

 

 「自首すべきかどうかですが、・・・。」

 

 「万が一、警察から任意でも連絡があった場合は、・・・」

 

といった感じで一応回答します。

 

 なお、私は、電話法律相談を受け付けているわけではないので、誤解なく。

 

気づいたこと

 

 一般の方は、ちょっとしたことでも、結構心配になって、いてもたってもいられなくなることが多いということに気がつきました。

 特に、刑事の場合は、身柄拘束されるかも、あるいは、家族にばれてしまうかも、という深刻な事態の可能性がありますからね。

 

 以前、知り合いから、

 

 「スーツケースを引いて歩いている際に、比較的お年寄りと思われる方に、

  ぶつけてしまい、そのお年寄りが倒れてしまった。

  お年寄りに、『大丈夫ですか?』と答えたら、『大丈夫です。』と言われ、

  先を急いでいたので、そのまま去ったが、後になって心配になってきた。

  もし、そのお年寄りが立てなくなっていたり、お年寄りが警察へ駆け込んだり

  したら、逮捕され、刑事裁判になってしまうのか?」

 

と、かなり深刻な様子で聞かれました。

 

 最近頂いた電話でも、

 

 「スマホで、女性の服を着ていない写真をいくつかダウンロードしてしまった。

  未成年のものかもしれない。怖くなって、全部消して、アプリも

  消去してしまった。スマホも捨てた方がよいとネットに書いてあったが、

  そもそも犯罪になるのか、証拠隠滅にならないか。」

 

といったご相談を頂きました。

 

 そう、しばらく、ブログをお休みしていましたが、圧倒的なアクセスの多い記事は、

以下の記事なんですね。

 

masakazu-kobayashi.hatenablog.com

 

弁護士の役割

 

 弁護士の仕事は、たとば、刑事事件で言えば、

 

① やってしまった行為の犯罪該当性、

② その場合の身柄拘束や捜索差押えの可能性、

③ 自首すべきかどうか、

④ 逮捕されてしまった場合の流れ・対応

⑤ 更に、公判(裁判)となってしまった場合の流れ・対応

 

などですが、法的なアドバイスというよりも、むしろ、今後可能性の高い状況を説明した上で、相談者の気持ちを安心させることが重要だと感じました

 

実際、

 

 「すぐに一緒に自首しましょう。」

 

という案件はほとんど無く、ほとんどの件は、

 

 「特に、大丈夫です。警察から任意で聞かれる可能性が絶対無いとはいいませんが、

  身柄拘束にまで至ることはほとんどありません。」

 

という回答をすることが多いです。

 

 なお、「自首ビジネス」の話は、上の記事でもしました。

 

 相談者には、今後、あり得る状況を場合分けして全てお伝えして、(逮捕などの可能性が少ない場合、)相談者をいかに安心させるかが重要だと分かりました。

 

 なんか、法律家というよりは、カウンセリングの役割の方が大きいのではないかと感じるほどです。しかし、それも、また、重要なことですよね。

 刑事事件をやっていると、特にそう思います。

 

最後に

 

 私のブログは、個人的な生きた記録を残すのがメインで、これで積極的に仕事を受けようとは全く思っていませんので、その点はご了承ください。

 

   あっ、ちなみに、私は、知財弁護士ですので、特許権侵害訴訟が専門です(笑)。

   事件の難易に関わらず、1件あたりトータル1億円でお請けします(冗談)。

 タイムチャージの場合は、1時間20万円(税込み)です(これも冗談)。

 

 冗談はさておき、このブログで何度も言っていることの繰り返しになりますが、是非、なんでも気軽に相談できる弁護士を、「身近で」見つけてください

 

 余談ですが、私も、知り合いから柔道整復師の先生を紹介して頂いて、腰が良くなりました。

 

 一般の方が困惑するのは、刑事関係とか、家事(相続、離婚)や労働問題・(お子様がいる場合は)学校問題などが多いと思うので、できれば、それらが得意な先生が良いですね。

 ちなみに、私は、所属する弁護士会の新規登録者のための研修の講師を担当しており、一応そのような関係の講義もしています。

 しかし、別に得意でもなんでもありません。離婚事件などは、(一応やってはいますが、)むしろ、お金貰ってもやりたくないくらいです・・・。ただし、ビル・ゲイツさんクラスなら、やります!

 

 また脱線してしまったので、話を戻しますが、弁護士による無料法律相談や、有料であったとしても、30分5500円とかで、法律相談は結構やっていますので、是非、相性の良い、感じのよい、かつ、優秀な弁護士を見つけてください

 

 人生、そう滅多に訴訟に巻き込まれることはないかもしれませんが、ちょっとしたことでも(〇〇をダウンロードしてしまったなど)、弁護士の意見を聞けば安心できるという状況も多いかもしれません

 

 全く余談ですが、「紀州ドン・ファン」の事件は、可能なら是非担当してみたいですね。いろんな論点や争い方ができそうで、大変に興味深い事件です。

 

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