はじめに
「知的財産と刑事事件」というタイトルで、弁理士向けe-learningの講義を担当しまして、本日(令和5年2月22日)に配信が開始されました。
残念ながら、弁理士先生しか見られないのですが、弁理士におかれましては、是非ご覧ください。
内容
内容なのですが、以下のとおりです。
弁理士先生は、刑事系の法律には馴染みのない方も多いことと思いますので、最初に、刑事手続きのご説明をしています。
ニュースやらをご覧になる上で、一般的な知識を素早く身に付けることができます。
次に、実際の商標権侵害の刑事事件をデフォルメして紹介しています。
商標出願を扱っておられる弁理士先生は多いかと思いますが、刑事事件に関わる事案を扱った方は少ないのではないかと思います。
そこで、①どのような感じで裁判が進むのか、②検察官がどのような証拠を提出し、弁護人(被告人側)としてのどのような証拠を提出するのか、などを説明しています。
更に、知的財産関連の刑事事件の相談事例を紹介しています。
被害者としての顧問先などからのご相談の典型や、加害者である被疑者・被告人からのご相談の例を挙げています。
最後に、営業秘密侵害罪の概要を説明しています。
こちらは、不正競争防止法の規定の説明・解釈から始まって、実務の注意点など、かなりコンパクトに、しかも、重要なところをうまくまとめていると思いますので、ここだけでも見て頂けると、顧問先などへの営業秘密漏洩の注意点をご説明するのに十分な内容となっています。
最後に
e-learningでは、パワポ資料の表示がメインなのですが、自分の顔も右上に映っちゃっているのですね。弁理士先生向けの研修講義なので、パブリックへの配信ではありませんが、ちょっとYoutubeデビューでもしたような感じです。
このe-learningのお話が来たのも、おそらくは、このブログのおかげだと思います(事務所のHPでは刑事事件のことは一切触れていませんので)。ブログやっててよかったです。
私の専門のコラボ(知財×刑事)作品ができたことも、嬉しいです。
もっとも、配信開始とともに、こんなマイナーな内容で、視聴してくれる人がいるのか(いないのではないか)と、Yoububerであるかのように、急に不安になってきました。
なので、ここで宣伝しています。
再生回数は、私の評価には多分影響はないのだと思いますが(笑)、弁理士先生におかれましては、是非、是非、是非、ご欄ください。
どうぞよろしくお願い致します。