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刑事事件-警察署での差入時に職印の押印不要

はじめに

 

 今回は、警察署での差入時に(弁護士の)職印の押印が不要となったことについて記事にします。

 

ツイッター

 

 私、このはてなブログを紹介するために、ブログを始めて暫く経ってから、ツイッターを始めました。

 

 はてなブログを始めた当初、あまりにもアクセスが増えないので、何とか増える方法はないかなぁと思って調べたら、「ツイッターと連携した方が良い。」とあったからです。

 確かに、アクセス数、増えました。

 

 しかし、ブログ記事の紹介だけで、ほとんど、つぶやくことはしていなかったのですね。

 ほんとに、ときどきだけでした。

 

 しかし、昨日、久しぶりに警察署へ弁護士接見(被疑者との面会)に行って、初回だったので、書類(勾留後の手続きが書かれた書類)を差入れようとしたら、留置係の警察官から、

 

 「先生、職印、いらなくなったんで、(押さなくて)結構ですよ。

 

と言われ、「えーっっ」と思わず、声に出してしまいました。

 

 更に、「さすが、河野太郎!」と警察官を前に声に出して言ってしましました。

 

ということで、余りにも驚いたので、ツイッターをしてみたところ、今までに全く経験したことがない「いいね」や「リツイート」がたくさん来て、驚いています。

 

 

職印要らず

 

 弁護士でない方はあまりご存じないかもしれませんが、裁判所へ出す書面(準備書面)などには、各弁護士の職印を押します。

 

 刑事弁護との関係では、裁判所へ出す弁論要旨、控訴趣意書、上告趣意書や証拠請求をする書面にも、必ず職印を押します。

 

 そして、警察署では、被疑者に差入れをする際に、職印が必要でした。

 職印を忘れてしまうと困るので、鞄にはいつも入れるようにしています。

 

 ところが、もう必要なくなったのです!

 

 私が経験したのは、東京23区のある警察署ですが、ツイッターのコメントで、「自分も経験した!」という弁護士さんがいらっしゃったので、多分間違いないだろうと思います。

 警視庁だけってこともあるのでしょうか。他県はどうなのでしょうか?

 

最後に

 

 目に見える形で、何か(今回で言えば行政における手続き)が変わると、政治が動いていることがわかり、印象が良いですね。

 

 一般論としては、政治家は、(良いことであっても)何かをすればするほど嫌われていきますが(宿命ですね。今回で言えば、河野太郎さんは印鑑業界から相当嫌われたでしょう。)、やるべきと思うことをやって、それが現実に変化となっているのは大変素敵なことだと思います。

 

 私自身は弁護士ですので、契約(書)との関係でも、押印不要の大きな波が来ていますので、私にとっては、差入時の職印不要だけでなく、大きな(良い)影響を受けそうです。

 

 二段の推定(笑)とかいう時代が来るのでしょうね。

 

 そういえば、定期的に、外国人(依頼者、代理人)から、日本の契約書や文書における押印の意義(法的効果等)を聞かれることがあり、めんどくさいなぁと思っていたので、正直なところ、あらゆるところで、押印は完全廃止にしてもらいたいです。

 

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